「変わりたい」と言いながら、コンサルを受けても変われない人の共通点
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「変わりたい」と言いながら、コンサルを受けても変われない人の共通点

渕一真

「このコンサル費さえ払えば、きっと人生は好転するはずだ。」

そんな高揚感と期待を抱いて、安くないお金を払ったことはありませんか?

  • 申し込んだ瞬間は、未来が変わる気がする。
  • すごい人の近くに行けた気がする。
  • やるべきことが明確になって、今度こそ動ける気がする。

でも、しばらくすると現実に戻る。

  • 教材はある。
  • ノウハウもある。
  • やるべきことも、頭ではわかっている。

なのに、なぜか動けない。

最初の数日は頑張れたけど、気づけば元に戻っている。 他のコンサル生は成果報告をしている。 SNSでは、同じ講座を受けた人が売上を伸ばしている。

それを見るたびに、胸の奥が苦しくなる。

「やっぱり自分は無能なんだろうか」 「努力が足りないんだろうか」 「本気度が低いんだろうか」

そんなふうに、自分を責めてしまう。

でも、私は思うのです。

あなたが変われなかったのは、能力不足だからではありません。 努力不足だからでもありません。 ましてや、価値がない人間だからでもありません。

もっと根本的なところに、理由があります。

それは、武器を手に入れても、その武器を扱える自分になっていないということです。

コンサルティングは、悪いものではない

まず最初に伝えておきたいことがあります。

私は、コンサルティングそのものを否定しているわけではありません。

むしろ、コンサルティングはとても価値のあるものです。

ビジネスには、正しい知識が必要です。 集客には、導線設計が必要です。 営業には、伝え方が必要です。 商品設計には、価格設定や見せ方が必要です。

自分ひとりでは見えない盲点を、外側から見つけてもらうこと。 成果までの道筋を、経験者に整理してもらうこと。 それは、とても大切なことです。

たとえば集客コンサルティングであれば、

  • どんなターゲットに届けるのか
  • どんな商品設計にするのか
  • どんな発信をするのか
  • どんな導線で申し込みにつなげるのか
  • どんなセールスをするのか

そういったことを整理してくれます。

これは、言い換えるなら、目標達成のための武器を渡してくれるものです。

剣の振り方を教えてくれる。 地図を渡してくれる。 戦い方を教えてくれる。

だから、コンサルティングは必要です。

ただし、ここに大きな落とし穴があります。

どれだけ良い武器を渡されても、 その武器を持つ手が震えていたら、使えません。

どれだけ正しい地図を渡されても、 一歩踏み出すこと自体が怖ければ、進めません。

どれだけ素晴らしいセールススクリプトをもらっても、 価格を伝える瞬間に身体が固まってしまえば、言葉が出ません。

つまり問題は、武器の質だけではないのです。

その武器を扱える自己状態が整っているかどうか。

ここが、とても大切なのです。

成果が出ない人は、ノウハウを知らないわけではない

よく考えてみると、成功法則は世の中にたくさんあります。

1500円ほどの本を買えば、ビジネスの基本は学べます。 YouTubeを見れば、集客のノウハウも学べます。 SNSを開けば、発信のコツも、営業の型も、商品設計の考え方も出てきます。

情報は、もう十分すぎるほどあります。 むしろ、ありすぎるくらいです。

それでも、多くの人が変われない。

なぜでしょうか?

それは、知識が足りないからではありません。 やり方を知らないからでもありません。

本当の問題は、 「わかっているのに、できない」 というところにあります。

「発信した方がいい」とわかっている。 でも、投稿ボタンを押すのが億劫になる。

「価格を上げた方がいい」とわかっている。 でも、お客様に伝える直前で罪悪感が出てくる。

「営業した方がいい」とわかっている。 でも、売り込んでいる感じがして身体が止まる。

「継続した方がいい」とわかっている。 でも、数日経つと急にエネルギーが切れる。

これは、知識不足ではありません。 内側で何かが止めているのです。

「変わりたい」の奥にある、本当の声

「変わりたい」と言う人はたくさんいます。 でも、その「変わりたい」の奥には、いくつかの種類があります。

本当に未来に向かって進みたい「変わりたい」もあります。 一方で、今の自分を否定したくて出てくる「変わりたい」もあります。

「今の自分ではダメだ」 「このままだと置いていかれる」 「もっと成果を出さないと価値がない」 「成功しないと認められない」

こうした不安や恐れから生まれる「変わりたい」は、一見すると前向きに見えます。 でも、その根っこには自己否定があります。

自己否定を燃料にして走ると、最初は動けます。 焦りがあるから頑張れます。 不安があるから行動できます。

でも、長くは続きません。 なぜなら、走れば走るほど、自分が削られていくからです。

頑張っているのに苦しい。 成果が出ても満たされない。 少し休むと罪悪感が出る。 他人の成果を見ると、自分がダメに見える。

この状態でコンサルを受けると、どうなるか。

本来は自分を助けるためのノウハウが、 自分を責めるための材料になってしまうのです。

「これをやれば成果が出る」と言われた。 でも、できない。

すると、こう思ってしまう。

「できない自分が悪い」 「やっぱり私はダメなんだ」 「せっかくお金を払ったのに、また無駄にしてしまった」

でも、違います。

あなたがダメなのではありません。

その行動をしようとした時に、 あなたの内側で何が起きているのかを見ていないだけなのです。

コンサルを受けても変われない人の共通点

コンサルを受けても変われない人には、共通点があります。

それは、外側の正解を増やすほど、自分の内側の声を聞かなくなることです。

もっと良いノウハウを探す。 もっとすごい先生を探す。 もっと成果が出そうな講座を探す。 もっと新しいメソッドを探す。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。 でも、本当は一度立ち止まって聞く必要があります。

「私は本当は、何が怖いのか?」 「私は何を守ろうとしているのか?」 「なぜ、この行動をしようとすると身体が止まるのか?」 「成果が出ることで、逆に困ることはないか?」 「誰にどう思われることを恐れているのか?」 「私は本当に、それを望んでいるのか?」

ここを見ないまま、さらに外側の答えを増やしても、苦しくなるだけです。 なぜなら、外側の正解は、あなたの内側の抵抗を見てくれないからです。

たとえば、発信ができない人に対して、 「毎日投稿しましょう」と言うのは簡単です。

でも、その人の内側では、

「目立ったら叩かれるかもしれない」 「間違ったことを言ったら恥ずかしい」 「自分の意見を出すと嫌われる」 「どうせ誰も見てくれない」 「見られたら見られたで怖い」

という声があるかもしれません。 この状態で「毎日投稿しましょう」と言われても、苦しいだけです。

価格提示ができない人に対して、 「もっと堂々と売りましょう」と言うのも簡単です。

でも、その人の内側では、

「高いと思われたらどうしよう」 「お金を受け取るのが申し訳ない」 「相手に嫌われたくない」 「断られたら自分の価値まで否定された気がする」 「本当にこの金額を受け取っていいのだろうか」

という心の声があるかもしれません。 この状態で、どれだけセールストークを覚えても、身体は止まります。

人は、正しいことだから動けるわけではありません。 内側で安全を感じられているから、動けるのです。

マインドではなく、メンタルを見る

ここで大切なのが、マインドとメンタルの違いです。

マインドとは、成果を得るための考え方のことです。

「失敗は学びである」 「お金を受け取ることは価値提供である」 「行動すれば現実は変わる」

こうした考え方は、とても大切です。

でも、頭でそう思おうとしても、身体がついてこないことがあります。

「失敗は学び」と言い聞かせても、失敗が怖い。 「お金は価値交換」とわかっていても、価格提示で固まる。 「行動が大事」と理解していても、なぜか動けない。

この時に必要なのは、さらに強いマインドセットではありません。

必要なのは、メンタルを見ることです。

メンタルとは、 マインドの土台です。 行動の土台です。 成果を作るための土台です。 自分の人生を、自分のものとして生きるための土台です。

木でたとえるなら、成果は果実です。 行動やノウハウは枝です。 マインドは幹です。 そして、メンタルは根です。

根が傷んでいる状態で、枝葉だけを整えても、果実は安定しません。

一時的に成果が出ることはあるかもしれません。 でも、どこかで苦しくなります。 続かなくなります。 元に戻ってしまいます。

だから、落ち込んでからメンタルを整えるのでは遅いのです。

本当は、挑戦する前にこそ整える必要があります。 大きなお金を払う前にこそ整える必要があります。 自分の人生を変えようとする時にこそ、土台を見つめる必要があります。

すでに払ったコンサル費は、無駄ではない

ここまで読むと、過去に払ったコンサル費や講座代を思い出して、苦しくなる人もいるかもしれません。

「あのお金は無駄だったのかな」 「私はまた失敗したのかな」 「もっと早く知りたかった」

そう感じるかもしれません。 でも、安心してください。

すでに学んだことは、無駄ではありません。

むしろ、あなたの中に残っています。 教材も、ノウハウも、言葉も、経験も、全部どこかに残っています。

ただ、それを使える自己状態になっていなかっただけです。

武器は、すでに持っているのです。 あとは、その武器を扱える自分に整えていけばいい。

外側で学んだことを、内側の自己状態と一致させていく。 頭でわかっていることを、身体でも使えるようにしていく。 誰かの正解ではなく、自分の本音とつなげていく。

そうすると、過去に払った学びの価値が戻ってきます。

「あの時の教材、今ならわかる」 「あの時のアドバイス、今なら使える」 「あの時は怖くて動けなかっただけなんだ」

そうやって、過去の投資が再び生き始めます。 だから、あなたは失敗したわけではありません。 順番が違っていただけなのです。

外側に答えを探し続けていた昔の自分へ

昔の私がこの話を聞いたら、きっとこう思ったと思います。

「いや、それはあなたが答えを知らないだけでしょ」 「本当にすごい人なら、正解を教えてくれるはずだ」 「自分の内側を見るとか、そんな曖昧なことを言われても困る」 「早く具体的なやり方を教えてほしい」

その気持ちも、すごくわかります。 私自身も、外側に答えがあると信じていました。

すごい人に会えば変われる。 高い講座に入れば変われる。 成功者のやり方を真似すれば変われる。 もっと学べば、もっと頑張れば、もっと自分を変えられる。

そう思っていました。

でも、どれだけ学んでも、どれだけ知識を増やしても、 自分の内側の声を無視している限り、根本的には変わりませんでした。

なぜなら、人生を生きているのは自分だからです。

誰かの正解をインストールしても、 その正解を使うのは自分です。

自分の本音を置き去りにしたまま、 自分の身体の声を無視したまま、 自分の恐れや抵抗を見ないまま、 外側の正解だけを増やしても、苦しくなる。

外側に答えがない、というのは、 コンサルや講座に価値がないという意味ではありません。

最後に選ぶのは、自分の内側だということです。 最後に動くのは、自分の身体だということです。 最後に人生を生きるのは、自分自身だということです。

変わるために必要なのは、自分を責めることではない

コンサルを受けても変われなかった時、 多くの人は自分を責めます。

「本気じゃなかった」 「継続力がなかった」 「自分には才能がなかった」 「また中途半端にしてしまった」

でも、責めれば責めるほど、人は動けなくなります。

なぜなら、自分を責める場所は、安全ではないからです。

人は、安全ではない場所で、本音を出せません。 安全ではない場所で、挑戦できません。 安全ではない場所で、失敗できません。

だから、本当に変わりたいなら、 まず必要なのは、自分を追い込むことではありません。

自分の内側で何が起きているのかを、丁寧に見ることです。

「できない自分」を責めるのではなく、 「できないことで、何を守っているのか」を見る。

「動けない自分」を否定するのではなく、 「動くことの何が怖いのか」を見る。

「続かない自分」を責めるのではなく、 「続けることで、どんな不安が出てくるのか」を見る。

そこに、あなたの本音があります。 そして本音は、敵ではありません。

あなたを止めているように見える声も、 本当はあなたを守ろうとしてきた声かもしれません。

その声を無視して、外側の正解で押し切ろうとするから、苦しくなるのです。

武器を増やす前に、武器を扱える自分になる

変わりたい。

そう思った時、多くの人は新しい武器を探します。

新しいコンサル。 新しい講座。 新しい教材。 新しいメソッド。 新しい環境。

それも大切です。

でも、もしあなたがすでにたくさん学んできたのなら。 すでに十分すぎるほど知識を持っているのなら。 やるべきことはわかっているのに、なぜか動けないのなら。

次に必要なのは、新しい武器ではないかもしれません。

必要なのは、武器を扱える自分になることです。

そのために、自分自身の内なる声に耳を傾ける。 本音を知る。 身体の反応を見る。 恐れを悪者にしない。 自分の中にあるズレを丁寧に整える。

メンタルは、壊れてから修理するものではありません。 人生を前に進めるための資産です。

コンサルで変われなかったあなたへ

コンサルを受けても変われなかった。 講座に入っても成果が出なかった。 教材を買っても途中で止まってしまった。

そんな経験がある人に、私は伝えたいです。 あなたは、ダメな人ではありません。

むしろ、変わりたいと願って、 自分の人生を諦めたくなくて、 安くないお金を払って、 何度も学ぼうとしてきた人です。

その姿勢は、決して無駄ではありません。

ただ、今まで見てきた場所が、少し外側に偏っていただけです。

外側の正解を増やす前に、 内側の声を聞いてみる。

ノウハウを追加する前に、 そのノウハウを受け取る自分の状態を見てみる。

行動できない自分を責める前に、 行動しようとした時に何が起きているのかを見てみる。

そこから、変化は始まります。

「変わりたい」と言いながら変われなかった人が、 本当に変わり始める瞬間。

それは、すごいノウハウに出会った瞬間ではないかもしれません。 本当の自分の声に気づいた瞬間です。

外側に探し続けていた答えが、 実は自分の内側にあったと気づいた瞬間です。

コンサルで変われなかったあなたも、 講座で成果が出なかったあなたも、 教材を積んでしまったあなたも。

でも、あなたは大丈夫。

武器が足りなかったのではありません。 武器を扱える自分を、これから育てればいいのです。

そしてその土台となるメンタルは、 今からでも、ちゃんと資産に変えていくことができます。

人生を変えるために、もっと自分を責めなくていい。 まずは、自分の内側の声を聞くことから始めてみてください。

そこに、あなたが本当に変わるための入口があります。

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著者

渕一真
U-WA代表取締役

メンタルコーチング・自己一致の専門家。これまで数百人の方と対話し、心が軽くなる生き方をサポートしています。U-WA代表として、全国でセミナー・コーチングを展開。

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